そして旅立ちの時

結構久しぶりにリプレイ本の感想。

2巻で主人公PCの離脱という状況を、どのように纏めるかが非情に気になっていたエクソダスシリーズ。
個人的には成功だったと思います。
お話としても、ジャーム化したPCを救うための1つの指針としても。
以下はネタバレを含みます。


読み終わって思ったこと。
「ここまでPCが絶望した状態でスタートするのいいなぁ」
……酷い話だ。でもやりたい。キャンペーンで、出来ればPC側で。


Sロイスを使っているのを初めて見ましたが、戦略広がるなぁ。再行動、特技回数復活、etc...
Sロイスありでプレイしたいけれども、ハートレスメモリーが無い……。3rd発売が発表されてなければ、買う気も起こったんだけれどなぁ……迷いどころ。
# そもそも、DXのプレイ回数自体が少ないけどキニシナイ。


12種のシンドロームのエフェクト組み合わせ攻撃見たかったなぁ。
いったいどれくらいの値を叩き出したんだろうか、気になる。


進化したレネゲイドについて。
能力は他者の変化を促しかねない、しかし、理性を持つジャームである。
ジャームであるが故に、ロイスを持たず*1、孤独。
ただ、今回の結末では、たった1つロイス、もしくはそれ以上の物を手に入れている気がします。
ジャームであって、絶対無二のロイスを持つ存在。それを進化したレネゲイドと定義しても面白い気がしました。
# 今回の話のラストは、GMも予想していなかったとは思いますが、読んでみて自分がそう思った、と捕らえて下さい。


現代版DXリプレイ最終巻の、if挿絵(最初のカラー)が好きです。
儚い夢のごとく輝き、敵でも、死した者でも、笑い会える空間がそこにある。そんな理想を垣間見せてくれるからです。


リプレイの最終巻を読むたびに「キャンペーンがやりたい」と思います。……だれかGMやってくれないかしら(他人任せw)

*1:初出はどこか忘れたけど、アライブシリーズの2巻、4話にその旨の記述あり