就活を終えて

昨日内定を貰い、就職活動を無事に終えることが出来ました。
そこから得られた事、自分が感じたことなど、いくつかありましたので、少し書き連ねて見たいと思います。
ただし、あくまで個人の所感であり、意見であることを念頭にご覧下さい。

ソフトウェア業界

私が目指していたのは、ソフトウェア業界への就職です。
ソフトウェア業界に限れば、そこまで多くの人員削減をしてるようには見えませんでした。
その一方で、様々な方面からの応募が殺到し、倍率が高くなった結果、内定を貰うのが難しくなっているように思いました。

業界が求める人物像

「挑戦できる方」「自己の意見が持てる方」など言っていますが、私が活動した限り、ほとんどの会社は「ウチに馴染めるか」を重要視しています。
私は、企業は「仕事が出来る」事が、相手にとって価値のある事だと考え、初期の就職活動を行っていました。
しかし、ほとんどの企業は大学生の「出来る」など、当てにしていません。
バイトでどんな人とつきあった、どんなサークル活動をしたなどの活動を見ていると思います。
それらを通して、悪い言い方をすれば「会社の言いなりになってくれる人」こそが、多くの会社で需要の高い人であるのでは無いかと思いました。

SEとして入社するための、おそらく楽な方法

文系大学に行って下さい。
在学期間は、サークル活動とバイトにいそしんで下さい。
そこでソフトウェア業界を志望した切っ掛けを捻出して、ソフトウェア業界のみを受け続けて下さい。
おそらく、理系出身のSEよりも簡単に内定が貰えると思います。
……酷い現状だとは思いますが、おそらく事実です。

理系大学(情報化)に通う人へのアドバイス

まずは、自分の適正を知りましょう。
自分は、何がしたいのかを、もう一度確かめましょう。
会社がやりたい事と、自分のしたい事にズレが無いかを、HPで確認しましょう。
自分は行いませんでしたが、企業合同説明会などで、実際の声をまとめて聞ける場に行くのも効果的だと思います。
これらは、特に就活早期(早くて10月?)くらいからあるので、遅れずに行ってみるのも手だとは思います。

推薦はうまく使う

企業を確認し、自分のやりたいこととマッチしていて、なおかつ、学校から推薦があるなら使わない手はありません。
推薦は昔ほど確実ではない、とは言われますが、それでも強力です。
自分の周りでも、推薦を取っている人は、ほとんどが既に内定を貰っています。
なので、推薦を早いうちから確認しておくべきでしょう。
ちなみに、だいたいの場合は4月から推薦が出るそうですが、応募はそれ以前に来ています。
1月辺りに、過去と現状を確認しておくと良いのではないでしょうか。
また、推薦がないと一般受験すらできない会社もありますので、注意。(一社失敗済)

就活サイトを過信するな

就活サイト(特に大手)は、ユーザが多い分、ライバルも多いです。
ここに載っている会社は、筆記試験・面接などの倍率が高く、受かる確率は低いです。
また、先に挙げた「言いなりになってくれる人」を求める傾向が高いと、これらのサイトを使っていて思いました。
なので、「自分がこうありたい」「プログラムに自信がある」「自分は大学生らしくない自覚がある」などの情報系の方は、あまりこれらのサイトを使わず*1、各会社のHPや、大学・人づてに会社を探してみることをオススメします。
# もっとも、私にはこれらの競争を勝ち抜けなかっただけ、という意見もあります。
## 何かの本か情報に、これらのサイトを用いると求人の数は増えるが、質が悪くなると言った話があった気がする。

人事を見ろ

説明会で、人事に不信を抱くようなら、その会社は自分には合わないと思っていいと思います。
「プログラムは日本語ができれば簡単です」とか、ソフトウェア工学を否定するような事をまじめに言われた*2ので、蹴った会社もあります。
少なくとも、私はそう言った中でやっていける自信はありませんでした。
会社は、自分達が選ぶものです。決して逆ではありません。
特に情報系の学生であるなら、「何がしたいのか」を明確に打ち出せる会社を探してみて下さい。

面接で重要な事

1.相手と朗らかに話す。笑ってもらえるような会話をする。
礼儀作法云々よりも、カジュアルに、一緒に働いて行けるかを見ている傾向が強いと思います。
ここを心がけるだけで、面接の通過率が2倍になりました。(体験談)
2.自己紹介だけは確実に
面接で最も重要と感じたのが、「自己紹介」です。
ほとんどの面接でこれを聞かれました。これを発展させて話をするのが一般的な流れです。
一回、これをまともに考えておらず、酷い目にあいました。
何はともあれ、自己紹介(できれば、それに関連づけての自己アピール・志望動機など)は、面接前に必ず構成を練っておくべき*3です。

一社ずつ受ける

不安かも知れませんが、あなたが受けたい会社のみに絞ってみましょう。
そして、落ちたら初めて次の会社を探しましょう。
心構えという点から見れば、効果的な手法かも知れません。
(しかし、本来あるべき就活の姿だとは思います。これを実践しきったid:rf0444はすごい。)

とにかく「探せ」

最終的には、自分に合う会社と巡り会えるかどうかが、一番大きな決め手だと思います。
闇雲に受けるのではなく、自己分析と会社探しに時間を掛けた方が、経済的かつ、自分と企業のお互いが幸せになれると思います。

以上ですが、もし何らかの参考になれば幸いです。
# とはいえ、不合格を貰いまくった自分の意見なので、役に立たないのかも知れません。

*1:むしろ、載っていないことの確認に使う

*2:それも、それなりに大きな会社

*3:丸暗記せず、列挙で十分